パンドラの箱

ひと月程前からご縁があって

知り合ったヒーラーの方から

今日は「アクセスバーズ」という

エネルギーワークを受けてきた。

以前にどこかで？

この名前を聞いたことがあるのだが、

実際はどんなことをするのか？

詳細は全く知らなかった。

ネットなどでみる限りだと、

「少なくともマッサージを受けたような

　リラクゼーション効果がある」

という内容が書かれてあった。

なぜだか分からないのだが

ずっとこれが気になっていた。

そして、たまたま彼女が今週まで

体験セッションを提供しているという告知を見て、

気づいたら申し込んでいた。

普段だったら子供がいるし…と諦めてしまうのに、

なぜだか今回は受けなくてはならない気がしていた。

普段であれば今日は英語の授業。

今日で授業は学期の最後なので、

どうせ大したことはやらないと思いサボった。

（ごめんなさい、先生）

そしてこのセッションのことについては

理屈っぽい旦那に言えば

怪しいと言われそうだし、

英語を休むと言えば、

子供の面倒を見る羽目になるので

英語の授業に行くフリをして秘密で出かけた（笑）

初めに少し説明を受けて、

セッションがスタートした。

いくつかのツボを軽く触れる程度だった。

彼女の手が温かく、エネルギーを感じた。

彼女も何かを感じているようで

エネルギーが流れていると言っていた。

おそらく40分ぐらいだったと思うのだが

その時の時間は完全に歪んでいるようだった。

その間に起こったことが何かと言うと、

急に首のあたりの締め付けられる感覚だった。

これは普段も感情が溢れて

でもうまく言葉が出ない時によく出る症状だ。

だんだんとその首の締め付けがきつくなってきて

苦しくてたまらなかった。

気づいたら苦しくて頭を振ってもがいていた。

そして、途中でフッと

牢屋に入れられているシーンが出てきた。

殺されるのだろうというようなシーンだった。

自分でも何が起こっているのか混乱していた。

途中途中、ヒーラーの方が

「大丈夫だよ」と声をかけてくれて

過去に引きずり込まれそうなところを

今、ここに戻ることができた感じがあった。

終わってみてヒーラーの方が

「多分あなたではない何かがついていた感じがあったから

　それをクリアにしておいた」ということだった。

「まだ出てきそうだったけど時間がなかったから

　今日はとりあえずこれで終わらせておいたけど

　また受けた方が良さそうかも…」とも。

それが本当かどうかは別として

自分でない何かが私に代わって

入ってしまっていたという観点は

今の今まで全く思いつかなかった。

ネガティブな感情にはまりやすい事や

常に涙をよく流してしまうあたりは

思い当たる節がある。

そしてふと父方の祖母のことを思い出した。

詳しくはまた折を見て書こうと思うが、

祖母は入水自殺をしてこの世を去った。

もしかしたらその時、

誰も分かってくれなかった悲しみや怒りを

私を通して訴えていたのかも…。

そんなことを思った。 

 彼女の勧めもあり

今日の帰り道には塩と水を買い、

会ったことのない祖母のことを想いながら

盛り塩とコップに水を入れ、子供と一緒に手を合わせた。

とにかく私はどうやら世代を超えた

パンドラの箱を開けてしまったようだ。