子育て、インナーチャイルド育て

海外での子育て&私の産後うつ記録

夫婦の価値観

実は、昨晩、またもう一度急患に行った…。

今週はこれで3回目…。

 

咳は数日前から始まっていたのだが

昨日の夜に梨を少しかじらせた後

寝ている時に咳き込みが悪化しているようだった。

咳き込みで子供自身が起きてしまうほどだった。

 

旦那は梨を喉に詰まらせたのではないかと

心配していた。

 

いや、「子供への心配」

というよりも「私への疑い」という方が正しい。

明らかに私に対して、

なぜ気をつけないのか?という

批判的な態度だった。

 

私は以前にもかじらせたことがあったので

あまり気にしていなかったのだが

確かに咳き込みが大きかった。

 

ということで

今回は旦那の判断で

一昨日と連続、夜中に急患に駆け込んだ。

 

急患に行った結果としては

梨が詰まっているわけではなく、

正常の範囲内の咳き込みということだった。

 

他に悪いウイルスなどがあるのかもしれないので

検査をしようと医者に提案されたが

鼻の中にチューブを入れるということだった。

当然、それは子供が泣き叫ぶだろうし

夜中に体力を消耗させては かわいそうだ

という旦那の判断で

その検査は断って帰ってきた。

 

私が気にしなさすぎのか?

旦那は神経質なのか?

それは正直よく分からない…。

 

今回のように何かが起きると

原因探し、犯人探しを始めて、生贄を探す。

そして生贄となった人を排除する。

それがどうも彼の考え方のようだ。

 

私の子供が風邪のひき始めた次の日、

私の友人の子供の一歳のパーティーに行ったのだが

友人の子供は確かに鼻水をズルズルさせていた。

それを見ていた彼は、

私たちの子供が風邪を引いた後に

「子供が鼻水出て風邪を引いているというのに

 パーティーに誘うなんて無責任だ!」

など…たびたび批判と不満を口にした。

 

また、他の日に私は、私の友人の家に行き

子供を連れて行ったこともあったのだが

「その友人の家ではクーラーをつけていたのか?」

「クーラーは直接当たってなかったか?」

しまいにはその友人のことを

「彼女は一体何をしている人なのだ?」などと

まるで警察が尋問するかのように

私に疑いの問いかけを何度もした。

私はこれらの質問を受けるたびに

なんとも言えない不快感と違和感が残っていた。

 

原因を探し出しては排除していく

そんな発想が西洋医学的だなと思うし、

それは私は悲しいなと感じる。

 

もちろんそういう考えも一理あるとは思う。

 

しかし私自身は、

子供はいつかは風邪はいつかは引くものだし

避けては通れないことだと思っている。

 

それなのに原因を探してどうなるのかと思う。

 

それに、たとえそれが原因だったとしても

私たちもどこかでは誰かに

迷惑をかけるかもしれないし

お互い様ではないのかなと思う。

 

また、旦那のような発想で

病気の原因を探し出しては

それを全部、排除しようとしたら

原因が無数にありすぎて

社会全体を疑うしかないようになるだろう。

 

そうやって社会を排除したとしたら

籠の中の鳥のように

一生、家の中で一日中、

こもりっきりになるしかない。

 

それが人として健康的だとは

私にはどうしても思えない。

 

彼はそういう発想の持ち主なので

子供が8ヶ月が経つというのに

休みの日に外出することに消極的だ。

日曜日にどこかに連れて行こうとしても

今日は天気が暑すぎるから、だとか

今日は風が強すぎるから、

こんなに小さい子供を連れてどこにいくのだ、などなど…

何かと理由をつけては外出したがらない。

外出しても子供が泣くのを聞きたくないのか

すぐに帰ろうとする。

 

旦那と子供だけでの外出は

これまで一度もない。

 

年齢のせいにするつもりはないが

彼は50の父親。

「危険を回避して何もやらせない」

という彼の発想は

正直、年老いてると感じる。

 

子育てでエネルギーが枯渇しているのか

どこかに出かけても

すぐに帰りたがるし

何か誘っても、

じゃあ二人で行ってこいという感じで

三人で一家団欒を楽しむというよりは

旦那個人の体を休めたいという方が強いように思う。

 

しかし、自分が楽しみたいこと

やりたいことは絶対に優先させる。

毎週1回のサッカーは出産前後も

未だにずっと通っている。

 

とにもかくにも

子供ができてからというもの

よくも悪くも色んな「事件」が増えて

今まで見えなかった夫婦の価値観が

より鮮明に浮き彫りになってきたように思う。

 

まだまだ夫婦の価値観はぶつかり合いそうだ。